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プロ野球2014コスパランキング!

こんにちわ、ノノイルです!

本日は、2014年度のプロ野球コスパランキングを見ていきたいと思います。

コスパとは、コストパフォーマンスの略で支払ったコストと、それにより得られたパフォーマンスを比較したものを指しています。例えば、低い費用で高い効果が得られれば「コスパが高い」と表現されますね。

ついにありがちな話題に手を出したか

いえいえ、もちろんまだ出ていない数値を取り上げていきますよ!大抵プロ野球でコスパを求める場合は貯金を比較しがちなのですが、今回は3つのコスパを比較していきたいと思います。

それではいきましょう!

比較する3つの数値

今回比較する内容は以下の3つの内容です!

  • 勝ち数
  • 観客動員数
  • チームWAR

上2つはわかるけど、WARってなんだっけ?

WARとは、

打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標である。 同じ出場機会分を最小のコストで代替可能な控え選手(リプレイスメント・レベルの選手)が出場する場合に比べてどれだけチームの勝利数を増やしたかによって計算される

というものです。例えば、WAR2.0を稼いだ選手は、代替可能な選手と比較して2勝分貢献した選手ということですね!

ちなみに2023年度の大谷選手のWARは10.1なので、一人で10勝稼いでいる計算になります。

一人で順位を変えることができる選手なんだね、えぐい

そして選手一人一人が稼いだWARを合計したものが、チームWARというものなんですね。

それではさっそく見ていきましょう

プロ野球2014の振り返り

まずはこの記事でとりあげる2014年度のプロ野球を簡単に振り返ってみましょう!

この年の結果はこのようになっています。

セリーグ
1位巨人
2位阪神7.0
3位広島7.5
4位中日13.5
5位横浜14.5
6位ヤクルト21.0
パリーグ
1位ソフトバンク
2位オリックス
3位日本ハム6.5
4位ロッテ14.0
5位西武16.0
6位楽天17.0

うわー懐かしい

パリーグでは、松坂大輔選手が9年ぶりの日本球界復帰を果たしソフトバンクに入団、当時日本ハム所属の大谷選手が10勝10本塁打を達成、前年優勝日本一となった楽天イーグルスがまさかの最下位、そして当時暗黒期だったオリックスが優勝争いをするも最終日にソフトバンクに捲られリーグ優勝を逃したなどさまざまなイベントがありました。

平成の怪物松坂大輔選手が帰国し、日本球界のエースだったマー君がアメリカに行き、現在メジャーの大スターである大谷選手が二刀流として花開く、今思えば激動の年だったね。

セリーグでは山本昌選手が最年長勝利記録を更新する、リーグ優勝を果たした巨人がCSFinalで阪神相手にまさかの4連敗で敗退、そしてシーズン終了後に当時ヤンキースに所属していた黒田博樹選手が日本球界に復帰するなどのイベントがありました。

黒田博樹投手の復帰は本当に驚きだったよね、その後カープは3連覇を果たし永久欠番にもなって、楽天ファンながら本当にすごい選手だと思うよ

では簡単に振り返ったところで結果を見ていきましょう!

チームWARで見るコスパ

[総年俸/チームWAR]で計算しましたので、1WAR稼ぐためにどれくらいの資金を投入したのかを表しています。そのため当然ですが、コスパの値が少なければ少ないほど、コスパがいいと表現できます。

それではどうぞ!

チームWARで見るコスパ

総年俸チームWARコスパ
巨人(セ1位)457465万円43.610492
ソフトバンク(パ1位)383680万円53.17226
阪神(セ2位)321450万円45.17127
楽天(パ6位)271320万円29.16522
中日(セ4位)267530万円41.66431
ロッテ(パ4位)249480万円24.710100
オリックス(パ2位)239285万円47.05091
日本ハム(パ3位)241155万円38.26313
ヤクルト(セ6位)231975万円36.96287
西武(パ5位)226310万円39.25773
横浜(セ5位)212490万円33.06439
広島(セ3位)208585万円42.94862

このような結果になりました!最もコスパが良かった球団は広島で、1WARを4862万円で稼ぎました!逆に最もコスパが悪かった球団は巨人で、1WARを稼ぐのに10492万円もかかってしまいました。

ただ巨人は優勝してるし、お金をかけた価値は十分にあったといえるよね

そうですね!例えばロッテは、巨人とほぼ同じコスパなのにもかかわらずBクラスで終わってしまったので、コスパが悪い結果になったと言えるでしょう。

まあロッテは年俸が高いというより、単にチームWARがあまりにも悲惨なだけが気がするけど

以上がチームWARで見たコスパとなりました!

続いては勝利数で見たコスパとなります。

勝利数で見るコスパ

[総年俸/勝利数]で計算しましたので、1勝利するためにどれくらいの資金を投入したのかを表しています。そのため当然ですが、コスパの値が少なければ少ないほど、コスパがいいと表現できます。

総年俸勝利数コスパ
巨人(セ1位)457465万円825579
ソフトバンク(パ1位)383680万円784919
阪神(セ2位)321450万円754286
楽天(パ6位)271320万円644239
中日(セ4位)267530万円673993
ロッテ(パ4位)249480万円663780
オリックス(パ2位)239285万円802991
日本ハム(パ3位)241155万円733303
ヤクルト(セ6位)231975万円603866
西武(パ5位)226310万円633592
横浜(セ5位)212490万円673171
広島(セ3位)208585万円742819

このような結果となりました。最もコスパが良かった球団は広島で、1勝利に2819万円かかりました!逆に最もコスパが悪かった球団は巨人で、1回勝利するために5579万円もかかってしまいました。

カープがコスパがいいのはわかってたけど、オリックスもなかなかコスパがいいね

順位は2位ですが、勝利数だけに注目したらオリックスはパリーグ一位でしたからね。

ロッテのコスパは勝利数で見ると特に悪くないんだね

そうですね。WARで見たコスパではワースト2位のロッテでしたが、勝利数で見た場合ロッテの数値は12球団中7位の3780とむしろコスパがいい球団側に存在しています。逆説的に、ロッテはWARの低さの割に勝利を稼いだチームとも言えるでしょう。

ロッテって戦力は乏しい年が多いけど、高い順位にいることが多い球団ってイメージだ

以上が勝利数で見たコスパとなりました!

最後に観客動員数で見たコスパをみていきましょう!

観客動員数で見るコスパ

[観客動員数/総年俸]で計算しましたので、球団が1万円のコストを払うことで何人のお客さんを呼べるかを計算しています。そのため当然ですが、コスパの値が大きければ大きいほど、コスパがいいと表現できます。

フロントが一番気にしているコスパはここだろうね

総年俸(万円)観客動員数(人)コスパ(人/万円)
巨人(セ1位)4574653,018,2846.60
ソフトバンク(パ1位)3836802,468,4426.43
阪神(セ2位)3214502,689,5938.37
楽天(パ6位)2713201,450,2335.35
中日(セ4位)2675302,000,9127.48
ロッテ(パ4位)2494801,223,9154.91
オリックス(パ2位)2392851,703,7347.12
日本ハム(パ3位)2411551,897,7897.87
ヤクルト(セ6位)2319751,438,7756.20
西武(パ5位)2263101,498,3656.62
横浜(セ5位)2124901,564,5287.36
広島(セ3位)2085851,904,7819.13

このような結果になりました!最もコスパが良かった球団は広島で、1万円を9.13人のファンを呼ぶことができています。逆に最もコスパが悪かった球団はロッテで、1万円で呼ぶことができたファンは広島カープの約半分に当たる4.91人でした。

カープのコスパ流石によすぎない?

そうですね。2014年度のカープは世界的に見ても人を呼ぶチームである阪神を凌駕したコスパを叩き出しました。また全体的にパリーグよりセリーグの方がコスパが良く、セリーグ人気の強さは未だに根強いといえます。

4.91のロッテは大丈夫なんだろうか

2014年のロッテですが、公開されているデータを見た限り-0.08億円の赤字を出してしまいました。ただその時の横浜が-0.35億円の赤字、ヤクルトが-0.69億円の赤字を出しているので、決して悪い数値というわけではありません。そもそも球団として存在しているだけで大きな広告効果が存在しますからね。

まあ税金云々を回避するためにわざと赤字を出す企業もあるらしいし、赤字に関してはよくわからん

以上が観客動員数で見たコスパとなりました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?3つの視点からコスパを見ていきましたが、どれも広島カープの圧勝でしたね。

なんでカープはこんなにもコスパが良かったんだろ?

その理由は単純で、カープ黄金期である2016~2018年の3年間で広島東洋カープの1番~3番打者をつとめ、カープ3連覇の要因の一つでもあるタナキクマル、田中広輔選手、菊池涼介選手、丸佳浩選手がちょうどここら辺の時期から大活躍し始めたからですね。

2014年カープ野手WARランキング名前WAR年俸
1位丸佳浩6.15100万円
2位菊池涼介5.13900万円
3位田中広輔2.91100万円

上の表を見てわかる通り、この3選手が2014年カープ野手WARランキングの上位を独占しています。そして活躍し始めた時期ということもあって年俸も安かった。これがコスパが良かった最たる理由でしょう。

タナキクマルが出始めた時期がここだったんだ、そりゃコスパがいいのも納得だ

ちなみに2014の巨人ですが、なんと外国人選手を除いても年俸1億円越えが11人もいます!つまり、年俸が1億円あってもCランクの選手が存在するということになります。今の基準で考えても相当の額を支払っていますね。

今の巨人は育成のイメージが強いけど、この時はすごいお金持ちな記憶があるよ

というわけで検証は以上です!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

それでは〜