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2010年MLBドラフト1位ランキング

こんにちわ!ノノイルです。

今日は2010年MLBドラフト一位をランキング形式で見ていきます。

MLBって30球団もいるから、ドラフト一位も30人いるんだよね。

さっそく見ていきましょう!

1巡目ドラフトでは、計32人の選手が指名されました。

MLBって30球団なのに32人なの?

MLBではFAの際に補償指名権が発生するので、そのような事態が起きるんですね。そして2010年に指名された32人のうち、実際に球団と契約した選手は29人、そしてMLB昇格を1度でも果たした選手は20人です。

ドラフト一位でもMLBに上がることができるのは2/3だけなんだね。日本ではあり得ない光景だ。

そうですね、日本だとドラフト一位で指名されたら怪我さえしない限り一軍で一度は使われるものです。厳しい世界だと思います。

それではここから順位付けを行いたいと思います。今回ランク付けの際に使用するものは当ブログの独自指標です。順位は10位まで調べていきたいと思います。

独自指標について

当ブログでは選手評価はこのように行っております。

投手評価

(投球回数×3)+(勝利2+ホールド+セーブ1.6)

野手評価

(得点+打点-本塁打)*0.8

単年飛び抜けた成績を残した選手よりも、地味ながらも継続的にチームに貢献した選手を評価する指標としました。

続いてはランキングの結果となります。

ランキング

10位 デライノ・デシールズ・ジュニア

Score
337.6

10位に輝いたのは、ヒューストン・アストロズに全体8位で指名されたデライノ・デシールズ・ジュニア選手です!主に二塁手として活躍し、足や守備で貢献した選手でした。また2017年と2018年にリーグ最多のバント数を記録し、いぶし銀な選手でもあります。キャリアハイである2015年には5月に月間新人優秀選手に輝き、同年に111安打&25盗塁を果たしました!ただ2022年以降はメジャー出場はできていない状況が続いています。

9位 マイク・フォルテネービッチ

Score
506.5

9位に輝いたのは、ヒューストン・アストロズに全体19位で指名されたマイク・フォルテネービッチ選手です!ポジションは投手で、先発として活躍した選手です。2018年にはオールスターにも出場し、キャリアハイの31先発登板、13勝、防御率2.85を達成しました。彼のトータルWARは7.0ですが、この年だけで半分を占める3.8を稼いでいるので、まさしく全盛期だったと言えるでしょう。ただ2022年以降はメジャー出場はできていない状況が続いています。

8位 マット・ハービー

Score
583.05

8位に輝いたのは、ニューヨーク・メッツに全体7位で指名を受けたマット・ハービー選手です。ポジションは投手で、先発として活躍している選手です。この選手はすさまじい選手でメジャー2年目である2013年に先発として24登板し防御率2.27WAR6.9といった圧倒的な成績を叩き出し、FIPに関しては2.00でリーグ一位に輝きました。まさしく化け物といえるでしょう。2015年にも26登板防御率2.71WAR4.0といった素晴らしい成績を稼いだのですが、これ以降の成績が急落し防御率4.00の壁を越えることなく、2023年に引退を発表しました。

7位 ドリュー・ポメランツ

Score
586.45

7位に輝いたのは、クリーブランド・インディアンスに全体5位指名を受けたドリュー・ポメランツ選手です。ポジションは投手で、先発としても中継ぎとしても活躍した便利屋と呼ばれる選手です。2016年にはオールスターにも出場しました。ただ彼のキャリアハイと呼ばれる年は来年の2017年で、32登板17勝6敗防御率3.32、WAR3.0と圧倒的な勝利数を稼ぎ出しました。2021年には中継ぎとして27登板、防御率1.75を記録し、2023年にFAとなりました。

6位 ジェイムソン・タイヨン

Score
590.6

6位に輝いたのはピッツバーグ・パイレーツに全体2位で指名を受けたジェイムソン・タイヨン選手です。ポジションは投手で、先発として活躍している選手です。キャリアハイは、2018年で14勝10敗防御率3.20でWAR3.9を稼ぎ出しました。2023年現在も活躍しており、先発として30登板し8勝10敗防御率4.84でWAR1.6を稼ぎました。ただ意外なことに、キャリアでただの一度もオールスター経験がない選手です。これほどの選手が選ばれないのは少し珍しいですね。

5位 ヤズマニ・グランダル

Score
711.2

5位に輝いたのは、シンシナティ・レッズに全体12位で指名を受けたヤズマニ・グランダル選手です。ポジションは捕手ですね。2012年に昇格してからは、毎年継続的に試合に出場しており、2015年から2019年までの5年間は毎年WAR4.0以上を稼ぎ、2016年にはWARキャリアハイ5.6を稼ぎました。オールスターにも2回出場しており、文句なしでチームの要といえる選手でしょう。2023年には4年ぶりとなる100試合以上に出場しました。今後の活躍にも期待ですね。

ここからはいっきに選手のレベルが高くなるぞ

ここまでも素晴らしい選手が続きましたが、ここから紹介する選手は全員化け物のような成績を残した選手です!それではいきましょう!

4位 クリスチャン・イエリッチ

Score
1131.2

4位に輝いたのは、フロリダ・マーリンズに全体23位で指名を受けたクリスチャン・イエリッチ選手です。ポジションは外野手です。クリスチャン・イエリッチ選手はメジャー2年目に、22歳ながらGG賞を獲得します。しかし彼のすごいところをなんと言ってもその打力で、ポジション別に見て最も優れた打者に与えられるSS賞を3回も獲得しており、さらに2018年にはリーグ最高の打率、長打率、OPS、WARを稼ぎ、そのリーグで最も優れた選手に与えられる賞であるMVPを獲得しています。また翌年もWAR7.0を稼ぎ、MVP2位になりました。そして31歳になる2023年も打撃でOPS0.818 WAR4.1を稼ぎ出しました。まさに最高のドラフト一位です。

こんな化け物の上に3人もまだいるんだね

3位 クリス・セール

Score
1167.3

3位に輝いたのは、シカゴ・ホワイトソックスに全体13位で指名を受けたクリス・セール選手です。ポジションは先発投手です。この選手の怪物な部分は、三振を奪う能力と、長いイニングを投げるスタミナ、そして継続的に活躍する体の丈夫な部分です。クリス・セール選手は2012年から2019年の8年間毎年規定投球回に達しており、また2つの年で最多完封を記録しています。そして2013年から2019年の7年間は毎年200奪三振をしており、最多奪三振を2回、現代野球でシーズン300奪三振以上を達成した数少ない選手でもあります。当然奪三振率も非常に高く、歴代シーズン奪三振率の記録も保持しています。オールスターにも七年連続で出場、サイヤング投票でも七年連続ノミネートされおており、リーグを代表する投手の一人です。そんな彼のシーズンキャリアハイは2017年でリーグ最長の214.1回、リーグ最多の308奪三振でWAR7.6を稼ぎました。

2位 マニー・マチャド

Score
1236

2位に輝いたのは、ボルチモア・オリオールズに全体3位で指名を受けたマニー・マチャド選手です。ポジションは遊撃手です。この選手のすごい部分は、すべてにおいて高水準であるという部分でしょう。ショートという難しいポジションでありながら、毎年高い打撃成績を残し、多くの打席に立ち、走塁意識が高く、守備もそつなくこなす。さきほどのクリス・セール選手と比べると、目にわかりやすいずばぬけた記録を持っているわけではありませんが、2010年ドラフト一位選手のなかでは、最もトータルWARが高く、最も試合に出場した選手になります。競争が激しいメジャーにおいて高いレベルで活躍し続ける。そんなマニー・マチャド選手が2位に輝きました。彼のシーズンキャリアハイは2015年で、シーズン最多打席、最多試合出場を果たした年でもあります。36本のHRをうち、OPS.861、守備でも高い貢献を果たし、WAR7.5を稼ぎました。

1位 ブライス・ハーパー

Score
1264

1位に輝いたのは、ワシントン・ナショナルズに全体1位で指名を受けたブライス・ハーパー選手です。ポジションは外野手です。彼の優れた部分は、非常に優れた打撃力で、OPSが1を超えた年が3つもあり、OPS1.1に達した年も存在します。また一度取ることすら最大の名誉であるMVPを2回も獲得しています。また新人王に輝いており、この時の彼の年齢は19歳です。ほとんどが大卒選手を占めるメジャーにおいて19歳で139試合に出場し新人王に輝き、その後も継続的に活躍し続ける彼はメジャーの中でも異次元と呼べる存在でしょう。そんな彼のキャリアハイは、2015年で本塁打数、出塁率、長打率、OPSの4つでリーグトップの数値を叩き出し、WAR9.7という脅威的な数字を稼ぎMVPに輝きました。

まとめ

2010年のドラフト一位の結果は以上となります。いかがだったでしょうか?

全体1位の選手が1番活躍してるってスカウト本当にすごいよね

そうですね。MVPを2回獲得するという行為は、ドラフト全体1位の期待を超えているのでハーパー選手は非常に素晴らしい選手だと思います。またメジャーを代表するレベルの選手がこの年だけで4人もかなり豊作な年だと感じました。

以上で検証は終わりです。

それでは〜