2011年MLBドラフト1位ランキング
こんにちわ!ノノイルです。
今日は2011年MLBドラフト一位をランキング形式で見ていきます。
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MLBって30球団もいるから、ドラフト一位も30人いるんだよね。
それでは、さっそく見ていきましょう!
1巡目ドラフトでは、計33人の選手が指名されました。
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MLBって30球団なのに33人なの?
MLBではFAの際に補償指名権が発生するので、そのような事態が起きるんですね。そして2011年に指名された33人のうち、実際に球団と契約した選手は32人、そしてMLB昇格を1度でも果たした選手は31人です。
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今年はほとんどの選手がメジャー昇格できたんだね
それではここから順位付けを行いたいと思います。今回ランク付けの際に使用するものは当ブログの独自指標です。順位は10位まで調べていきたいと思います。
目次
独自指標について
当ブログでは選手評価はこのように行っております。
投手評価
(投球回数×3)+(勝利2+ホールド+セーブ1.6)
野手評価
(得点+打点-本塁打)*0.8
単年飛び抜けた成績を残した選手よりも、地味ながらも継続的にチームに貢献した選手を評価する指標としました。
続いてはランキングの結果となります。
ランキング
10位 ブランドン・ニモ
Score |
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494.4 |
10位に輝いたのは、ニューヨーク・メッツに全体13位で指名されたブランドン・ニモ選手です!ポジションは外野手です。彼の魅力は高い打撃力で、毎年平均以上のwRC+を記録しています。ただ怪我が多く、2016年以降毎年出場しているものの、規定打席に到達した年は3つしかありません。ただ規定打席に到達した年は、いずれも高いWARを稼いでおり、また選球眼が良い選手でもあります。そんなブランドン・ニモ選手のキャリアハイは、2022年で出塁率.367という高い成績を残し、WARを5.2も稼ぎました。これほどの選手が10位になる2011年は非常に高いと言えるでしょう。
9位 タイラー・アンダーソン
Score |
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571.6 |
9位に輝いたのは、コロラド・ロッキーズに全体20位で指名されたタイラー・アンダーソン選手です!ポジションは先発投手です。彼は特段目立つ成績を残したわけではありませんが、安定した成績を毎年残す貴重な先発ピッチャーです。特徴としては選手の評価とは関係ないのですが、毎年球団を転々としており、COL(2019)→SFG(2020)→PIT(2021)→SEA(2021)→LAD(2022)→LAA(2023)と2019から2023の5年間で6球団に所属したいたことになります。トレードが盛んなメジャーとはいえここまで移籍した選手は稀でしょう。彼のキャリアハイは、2022のLADで残した15勝5敗防御率2.57WAR4.0という成績です。
8位 C.J.クロン
Score |
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709.6 |
8位に輝いたのは、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに全体17位で指名されたC.J.クロン選手です!ポジションは一塁手です。彼の特徴は、高い打撃力で短縮シーズンである2020を除いて2014年から現在まで毎年10HR以上放っており、キャリアハイのHRは30本、離脱も少ない良選手です。ただ守備指標が非常に悪く、30本放った年に決して悪い数値ではありませんがWAR2.2しか稼げていません。そのため毎年安定した成績を残しているのにも関わらず通算WARは8.7で、この数値は2023年の大谷選手の単年の成績以下の数値になります。彼のキャリアハイは2021年で、28HRを放ちWAR2.2を稼ぎました。
7位 ハビアー・バエズ
Score |
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791.2 |
7位に輝いたのは、シカゴ・カブスに全体17位で指名されたハビアー・バエズ選手です!ポジションはショートです。彼の特徴は素晴らしい守備力を持っているにもかかわらず、並以上の打撃力も同時に持っている万能さです。彼はキャリアでGG賞とSS賞の両方の獲得経験があり、NPBより競争が激しい中、打撃力と守備力の両方を認められた数少ない選手でもあります。また2018年には打点王にも輝いており、MVP投票でも2位にまで上り詰めました。そんな彼のキャリアハイは、意外にも打点王になった年の翌年である2019年です。というのも2019年に彼は守備でリーグトップのWARを稼いだからです。また打撃も昨年には劣るものの、29HRを放ちました。2023年現在では、打撃は陰りを見せているものの、依然高い守備力を発揮しチームに貢献しています。
6位 トレバー・バウアー
Score |
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816.2 |
6位に輝いたのは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスに全体3位で指名されたトレバー・バウアー選手です!ポジションは先発投手です。彼の素晴らしい部分は、高い奪三振率で、2017年から2021年の5年間の全てで奪三振率が10.0を超えています。また被本塁打率も低く、2018年では0.5というずば抜けた数値を残しました。そして何より投手最大の名誉であるサイヤング賞を2020年に受賞しています。彼のキャリアハイは、サイ・ヤング賞を受賞した2020年で、リーグトップの防御率1.75、WHIP0.795を残しました。また2023年度に日本でもプレイし、成績でもプレイスタイルでも多くの人に強い印象を与えました。
5位 アンソニー・レンドン
Score |
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928.8 |
5位に輝いたのは、ワシントン・ナショナルズに全体6位で指名されたアンソニー・レンドン選手です!ポジションはサードです。彼の特徴は彼の高い打撃力と走塁意識で、リーグ最多2塁打を2回記録しています。また打撃王と得点王の両方の獲得経験があり、シルバースラッガー賞を2度獲得したことがあります。また守備も並程度の実力を持っており、離脱が少ないのも特徴です。ただLAAに移籍してからは成績が急降下し、その高い打撃力は未だ発揮されたことがありません。彼のキャリアハイは、2019年でリーグ最多の44二塁打を放ち、打点王も獲得しました。その結果WAR6.8を稼ぎ、MVP投票でも3位に輝きました。復活に期待の選手です。
4位 ジョージ・スプリンガー
Score |
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972.8 |
4位に輝いたのは、ヒューストン・アストロズに全体11位で指名されたジョージ・スプリンガー選手です!ポジションは外野手です。彼の特徴は毎年規定打席に到達する安定さと、打撃力です。先ほどのアンソニー・レンドンと同じようにシルバースラッガー賞を2回受賞しており、成績もスコアも似ているのですが、違う部分を挙げるとするならば、ジョージスプリンガー選手のほうが多くの打席に立っており、現在においても全盛期と比較すればやや劣るものの、それでもチームの戦力として活躍しています。ただ守備のうまさや、単年の活躍度だとアンソニー・レンドン選手に軍配が上がる形になります。彼のキャリアハイは2019年で、打率.292、HR39本でSS賞を受賞しています。
3位 ソニー・グレイ
Score |
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981.5 |
3位に輝いたのは、オークランド・アスレチックスに全体18位で指名されたソニー・グレイ選手です!ポジションは先発投手です。この選手の特徴は、高いレベルの成績を維持し続けていることです。ソニー・グレイ選手は、2023年に33となり成績が落ち始める時期を迎えているのですが、この2023年にサイヤング賞2位に至りました。そしてFIPと被本塁打率に至っては、リーグ最高の数値を記録しました。まだメジャーデビューも2013年度とかなり早いのでタイトル獲得経験はないものの、高いスコアを記録しました。彼のキャリアハイは、2023年で、8勝8敗防御率2.79を記録しました。
2位 フランシスコ・リンドーア
Score |
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1000.8 |
2位に輝いたのは、クリーブランド・インディアンスに全体8位で指名されたフランシスコ・リンドーア選手です!ポジションはショートです。この選手の特徴は、圧倒的頑丈さ、高い打撃力、高い守備力、高い走塁力、あまりにも選手として完成され過ぎています。というのもこの選手、高卒選手のためメジャーデビュー自体は遅いものの、メジャー入りしてからはルーキーイヤーと短縮シーズンを除いては毎年500打席以上立ち、最多打席を2回も記録しています。また40二塁打以上を3回記録し、ほとんどの年で10~20盗塁を記録し、GG賞を2回、SS賞を3回記録、WARも毎年6付近稼ぎました。優秀な選手だが、並があったり怪我が多い、ということはよくある話ですが、守備負担の大きいショートでこの成績を毎年残すのはあまりにも選手として完成されているとしか思えません。そんな彼のキャリアハイは、2018年で129得点でリーグ最高得点を記録し、42二塁打38本塁打を記録しました。
1位 ゲリット・コール
Score |
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1219.15 |
1位に輝いたのは、ピッツバーグ・パイレーツに全体1位で指名されたゲリット・コール選手です!ポジションは先発投手です。言わずと知れた化け物投手なのですが、彼の特徴は高い奪三振率です。最多奪三振を2回、奪三振率リーグトップを2回記録しており、2018年~2022年の5年間の全てで奪三振率10.0超えを記録しました。また最多勝と最優秀防御率も記録しており、2023年にサイ・ヤング賞も受賞したのでMVPを除いて先発投手として獲得できるメジャータイトルを制覇したことになります。そんな彼のキャリアハイは、意外にもサイヤング賞を記録した2023年ではなく2019年で、リーグトップの326奪三振、そして投手としては考えられない奪三振率13.8を記録しました。
まとめ
2011年のドラフト一位の結果は以上となります。いかがだったでしょうか?
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全体1位の選手が1番活躍してるってスカウト本当にすごいよね
サイ・ヤング賞受賞選手ですからね。さすがの活躍というほかありません。またタイトル獲得選手が多数いることからもやはりドラフト1位は素晴らしい逸材ばかりと言えます。
またスコアを比較すると2010年度と比べて、優秀な選手の中央値自体は高いように思いました。
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2010年度が20人しかメジャーデビューできてないのに対して、2011年は31人もメジャーデビューできてるもんね。
2010年度もかなりの大当たり年でしたが、2011年度もそれに並ぶレベルの素晴らしさでしたね。
以上で検証は終わりです。
それでは〜